John Butcher “Nigemizu”と島之内教会

今年もGW進行の仕事。日曜だが半日終えて今日は午後から休み。洗濯と軽く掃除を済ませ、ここからは溜まった音源聴きまくる。

ようやく再生ボタンを押せた、John Buther、2013年の来日公演を収録したCD「逃げ水」。3曲収録のうち、1曲目の「Enrai(遠雷)」は大阪の島之内教会。2,3曲目「Uchimizu(打水)」と「Hamon(波紋)」は埼玉エッグファーム。全て自身が演奏家でチューバ奏者である高岡大祐氏による録音。

内容は1がテナーで2,3がソプラノによる無伴奏ソロ演奏。 幸いなことに僕は大阪の島之内教会でのライヴを観ることが出来た。

高岡氏によるDSDレコーダーと無指向性マイクの組み合わせによる録音は、教会という会場の特性を捉えた、空気や椅子の振るえまでが封入されている。

僕はこの「遠雷」とは別の演奏を、当時のブログにこのように記している。「天井の高い会場ということもあってだが、ソプラノから奏でられる音色が上昇し、回転した後、星屑となって降下し、舞うというもの」と。

「響きは記憶作用する」と、この録音を表現したのはele-kingでのディスクレヴューだったが、その通りの2013年の夏の景色と共に耳に残ったものを呼び覚ます、そんな1枚。これは個人体験だけでなく、また別の夏を過ごした者にも作用するものに仕上がっている。

もし気になって、聴いてみた方には、是非、高岡大祐の録音による他のCDを入手することをお勧めする。ライヴ会場でも通販でも扱っている。ちなみに「逃げ水」は、Bar Ber Fujiで買うことが出来ます。(送料無料!)

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で、このCDを聴いていて思い出したのが、近藤等則 with Paul Loves,Paul Lyttonの「死は永遠の親友」。1982年9月の大阪と盛岡のライヴ録音で、大阪は「逃げ水」と同じ島之内教会。

ツアー移動車中の転倒事故で、幸いなことに誰も重症者は出ず、3人全員が手足に包帯巻いたまま残りの日程をこなした、そんな最中でのライヴ録音。勿論DSDもない時代ではあるが、聴き比べてみるのも一興かと。

※)Steve Lacy、冨樫雅彦、佐藤允彦による「Apices」というCDは、エッグファームでのライヴ録音なので、そちらの聴き比べも興味ある方は是非。

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