Jimpster / One EP

.
梅雨入り前の気候の良い5月、例年ならレコードと共に表に出て!! な季節なんだけど、まだなかなかにままならない。

ロンドンのハウスレーベルFreerange Records.しばらくチェックしてなかったけど最近出たレーベル主宰者Jamie OdellことJimpsterの最新12インチ(カタログナンバー250)かっこよくて繰り返し聴いてる。

プエルトリコ産まれブルックリン育ちCarlos MenaことCasamenをフィーチャーしたダンスフロア賛歌なA1がもうたまらなく良い。その曲をデトロイトのWaajeedがシンセワークでダウンテンポに仕上げたリミックスをB2で。ピアノフレーズが特徴的でこれもフロアで映えるだろうなぁーなB1。と3曲どれもお勧めな一枚。

Track List
A1 : One feat. Casamena
B1 : The Way It Is
B2 : One feat. Casamena (Waajeed’s One Nation Remix)

https://www.youtube.com/watch?v=giK1kByaRj8

カテゴリー: DMR(Dance Music Review) | コメントをどうぞ

Recloose / Spelunking

.
昨年未完だった『Clone Wars』のシーズン7が制作されたこともあって先週よりシーズン1から観直している。
フルクラムになる前、パダワン時代のアソーカ・タノの活躍がたっぷりでルーカスが関わった最後のスターウォーズで大好きなシリーズ。

さてCarl CraigのパダワンともいえるMatt ChicoineことRecloose
今年3月に来日して大阪でもパーティーがあるはずだったけどコロナで中止になったのは残念….産まれも育ちもデトロイトで今回紹介するのは1999年のセカンドEP『Spelunking』リリースはカールのレーベルPlanet E Communicationsからミックスはカールとマット。
シンセ使いが実にデトロイトなクラップハウスのA1。その流れにあるA2。
自身もジャズの愛好家でサックス奏者というマットの色が前面に出たベースがリードするB1はColin Stetsonのサックス演奏をサンプルして作られたマット流ジャズ。中盤にドラムンベースへと展開するなど聴きどころ多し。カールがInnerzone Orchestraでターンテーブルを任すだけはあるなと。サックスとヴォイスが特徴的なBPM100前後のダブなB2と師匠のように典型的なものからはみ出す才気に満ちたタイトル通り「洞窟探検」な4曲。

Track List
A1 : Soul Clap 2000
A2 : Get There Tonight
B1 : Landscaping
B2 : Insomnia In Dub

https://soundcloud.com/recloose

カテゴリー: DMR(Dance Music Review) | コメントをどうぞ

Sandals / We Wanna Live

.
前回のSuba / Samba Do Gringo Paulista Zero DB Remixと繋げる曲の一つがSandals / We Wanna Live The Righteous Rule Dub(1993)
アシッドジャズ~トリップホップの橋渡し的存在ながらアルバム1枚で活動停止してしまったサンダルス。
メンバー4人、それぞれ活動は続けている中、ソロ名義で活動しているベース、ヴォーカルだったIan SimmondsやDavid Holmesとの活動も多いフルート、サックスのJohn Harrisは知っている人も多いかな。

この12インチ、アルバムで聴けるものとは全く別物でどちらもパーカッションと歓声を交えたレイヴ感の強いトライバルテクノトラック。
プロデュースがAshley BeedleとDavid HolmesでアシストがJagz KnoonerとGary Burns(The Sabers of Paradiseの二人)という超強力な布陣。

Track List
A1 : We Wanna Live DSS Remix
B1 : We Wanna Live The Righteous Rule Dub

カテゴリー: DMR(Dance Music Review) | コメントをどうぞ

Suba / Samba Do Gringo Paulista

.
1999年にスタジオ火災で亡くなったセルビア出身のSuba。亡くなるまでブラジルのサンパウロで活動していたんだが、セルビア時代でのローカルリリースはあったようだがサンパウロ時代、唯一のアルバム『Saio Paulo Confessions』はクラブジャズ~ブラジル~ハウスとクロスオーバーで当時からずっと聴いてきた。
手前味噌ではあるが2015年に正式に許諾を取って僕が選曲させてもらったオムニバスCDの一曲目にSubaの「Sereia」を使わさせてもらった思い出もある。
今回このアルバムからサンバハウスの「Samba Do Gringo Paulista」の12インチ、3曲全てアルバム未収録。
ブリ―プ感の強いアルバムヴァージョンよりも、更にパーカッション強めでトライバルにあげてくるA1とそのイントスB1。
Lightning HeadやRockers Hi-Fiと多岐に渡る名義で活動するBigga Bushのリミックス、B1はアシッドハウスサンバに仕立てている。

今の季節、こんなレコードを持ちだして屋外でビール飲みたいところだけどままならないけど、しばし屋内で!

Track List
A1: Samba Do Gringo Paulista (ZeroDB Remix)
B1: Samba Do Gringo Paulista (Bigga Bush Remix)
B2: Samba Do Gringo Paulista (ZeroDB Instrumental Remix)

カテゴリー: DMR(Dance Music Review) | コメントをどうぞ

Mr Gasparov / 1975

.
UKのベース/ステッパ―系のレーベルStreak House Recordsから2009年リリース。
ポルトガルのMr Gasparovの1975、これしか音源持ってないんだけど、これがまぁかっこいい!
UKガラ―ジにポップ色の強いトラック、フェイドインのイントロから何度もリピートしてしまうクセになる一曲。
G.Rinaのベース系トラックにメロディと歌詞を付けるアルバム『Mashed Pieces』(超名盤)で聴くことが出来る「Working Hard Since 1975」もお勧め。
スプリット12インチになっていてBサイドはこちらもポルトガルのデュオのOcta Puchがグドゥロな二曲でまたたまらない。

A1: Mr Gasparov – 1975
B1: Octa Push – Ai NAdia
B2: Octa Push – Laika Likes It

カテゴリー: DMR(Dance Music Review) | コメントをどうぞ

Dimitri From Stoke On Trent / I Wanna Be Your Lover

.
Princeが逝ってから今日でもう4年になる。昨年は少し選曲したくらいだったけど2年前はミニライヴと上映会とDJ、この時期や誕生日の6月には毎年何らかのイベント組んできた。
今年もプリンスを愛する友人と何かしようと話していたけど、こんな状況下では人の集いなど組めるはずもなく….
「コロナ禍」なんて言葉は嫌いだし使いたくない。どう考えても人禍にしか思えない。

腐ってても仕方ない、「天は自ら助く者を助く」神頼みはしないがこれを心持ちとして最善を尽くすのみ。

フランスのレーベルHands Of Time Goldからのリエディットシリーズの4枚目、2011年リリース、Dimitri From Parisの変名Dimitri From Stoke On Trentによるプリンスの”I Wanna Be Your Lover Re-Edit”. 2002年に出た生前唯一のライヴ音源(映像作品除く)『One Night Alone…Live!』からのヴァージョンとスタジオテイクをマッシュアップさせたとてつもなく愛を注いだ素晴らしいリエディット。
「One Night Alone…Live!」は最後の来日となった『Rainbow Children』のツアーで幸運なことに僕も大坂城ホールで観れた。
その時と同じプリンス自身によるピアノ弾き語りメドレーの中からのマッシュアップ。
他の曲も含め、判り難さ、これ知ってるか?的なものでなく、誰でも知ってる! な中で良い物を出す、というほんまもんの証左、一生聴ける。

(※ ↑の写真は数年前夜桜と共に移したもので、今回のレコードとは関係ないです)

Track List

A1: Prince “I Wanna Be Your Lover”
A2: The Velvelettes “I Was Really Sayin’ Something”
B1: Aretha Franklin “I Say A Little Prayer”
B2: Van Morrison “Gloria”

カテゴリー: DMR(Dance Music Review) | コメントをどうぞ

Kevin Saunderson feay.Inner City / Future

.
ポストコロナに向けて悪くなることの備えも必要だけど、やっぱり未来はいいイメージを持ちたい。
Juan Atkins、Derrick Mayと共にデトロイトテクノのオリジネイター、ケヴィン・サンダーソンのハウスユニット、インナーシティ。
活動休止していた中、2012年に11年ぶりに届いたのが”Future”
Carl CraigとKenny Larkinそれぞれのミックスの入ってた極上のガラ―ジハウス。
We Are The Future!! などと柄にもなく言ってみる。

Track List
A1: Future (C2 Edit)
B1: Future(Kenny Larkin Tension Mix)

カテゴリー: DMR(Dance Music Review) | コメントをどうぞ

Mall Grab / Sunflower

.
いやもうどうにもままならない日々。
決まっていたものが次々無くなっていくのは致し方ない、残念ではあるが人は社会性の生き物であるのだとして自分だけではないし日本だけでもない、当たり前。
どこかの誰かの出来事も他人事ではないのをつくづく感じる。
腐ってても仕方ないし籠っている時間を様々に使わないと、で今回は届いたばかりの新曲を。オーストラリアはニューカッスルのMall Grab(まだ26歳!!)の最新12インチは自身のレーベルLooking For Troubleから昨年末の来日時に東京で録音した曲も含めた4曲。
ドラッギーな感じのないレイヴなのかな、完全に次のフェーズに以降しているのがビンビン感じる。
ああ、またみんなと大きな音で音楽聴きたい、こんなレコードを鳴らしたいよ。

Track List
A1 : Sunflower
A2 : Hidden Worlds
B1 : Switchblade
B2 : Leaving Tokyo

カテゴリー: DMR(Dance Music Review) | コメントをどうぞ

The Blow Mokeys with Curtis Mayfield / (Celebrate) The Day After You

.
ポップミュージックの中でハウス・ミュージックを意識したのは80年代半ばかな。その後大学進学するもイベントサークルなど全く関わらず大箱のディスコより大阪でも少しずつ出来てきていた小箱のクラブの方が性にあった。80年代前半からNew OrderやDepeche Mode聴いててSoft CellもBroski Beatも大好きだった。ユーロビートもチャートミュージックの中に入ってきてて聴いてもいたけど、ポップミュージックでのハウスとなるとまた少し違っていて、ちょうど1989年にThe Style Councilが”Promised Land”を出しThe Blow Mokeysが”Slave No More”を出してこの2曲が僕にとっては大きい。

その二曲もいずれ紹介したいけど今回は”(Celebrate)The Day After You”. 1989年に出たブロウ・モンキーズのベスト盤『Choices』に入っているヴァージョン。
オリジナルは1987年、Curtis Mayfieldをフィーチャーしたミディアムなファンクチューンなんだけどここに入っているのはBPM上げめの四つ打ちハウス・ヴァージョン、カーティス参加は変わらずなんだが、これが自分自身の中でのダンスミュージックの関わりとしての原風景が1989年という年と共にある。

この曲の歌詞はマーガレット・サッチャーに対する痛烈な内容(明確に政治的な表現「ここでは音楽」を大衆に向けようと思うなら飛び切り上質なポップミュージックでないと届かない、先ずは音楽として優れているかどうか、というのを教えてくれた曲でもある)なんだが、コロナ・ウィルスで先の見えにくい今、この歌詞が汎用的に現在を捉えらて聴こえて仕方ないここしばらくだった。(汎用的ということ自体が表現として優れている証、メッセージ面ばかり強調される表現はやっぱりおもしろくない、つまんないで終わりなんだよ)

塞ぎこんでいるのはたまらないしライヴを観に行きたい! 一人で聴くのもいいけど皆と音楽を聴きたい!! パーティーがしたい!!!
そんな現状だからこそ収束したら一番に針を落として鳴り響かせたい曲の一つがこのレコード。
幾つか決まっていたイベントも一つなくなり二つなくなり、全部なくなりそうな現在、五里霧中の状況でも、もういいや!どうにかしたいという気持ちも強い。

Everybody says
That the country’s in a mess
And that soon will come the day
But she’s making plans to stay, plans to stay
And it doesn’t mean a thing
If you can’t make it sing
There’s no need to destroy
You know that power comes from unity

We’re gonna celebrate
We’re gonna celebrate
We’re gonna celebrate
We’re gonna celebrate

This party’s overdue
It’s the day after you

Everybody says
That this country’s in a mess
And they’re waiting for the day
But she’s making plans to stay
Plans to stay

Well, I have never seen a soul
From the very young to the very old
Who hasn’t got a story
And it’s time their story was told
If you’re laughing in the face
Of love and happiness
Taking money, losing hope
Then I’m sorry but the joke’s on you

We’re gonna celebrate
We’re gonna celebrate
We’re gonna celebrate
This party’s overdue the day after you

We’re gonna celebrate
We’re gonna celebrate

When you’re not around
We’re gonna celebrate, now
It ain’t too late
We’re gonna celebrate, now

It doesn’t mean a thing
If you can’t make it sing

Well, we just got to get together
And celebrate
We just got to get together
Got to educate and activate
And educate and activate
Educate and activate
Educate and activate

It’ll soon be nine and can’t believe
That people behave so graciously
It’s been eight long years in the wilderness

国中がメチャクチャだとみんなが言う
裁きの日がすぐにやって来ると
だがあの女は居座るつもりでいるのさ

声に出せなくてもどうってことない
破壊する必要なんてないんだ
力は集結することで生まれるんだから

みんなで祝おう、祝杯をあげよう
パーティーの時が来た、アンタが去ったその日に

中略

アンタがいなくなったら、みんなで祝おう
みんな集まって、祝杯をあげよう
まだ遅くはない、みんなで祝おう
アンタが去った日に….

※)Kuni Kateuchi氏の翻訳を引用させていただきました。
女、アンタをコロナ・ウィルスにして読んでもらえたら。

※)ハウス・ヴァージョンの映像なかったので気になる方は銘々調べて探して下さい。

カテゴリー: DMR(Dance Music Review) | コメントをどうぞ

Frankie Knuckles pres.Director’s Cut Feat.Jamie Principle / I’ll Take You There

.
思い起こして書こうと思うと、あれっそういえば亡くなっていた….というのが増えるのもそれは自身を顧みても当然。
30年以上レコード買ったりライヴ観たりクラブで遊んだりしてきたんだからいくらガキの頃からとはいえ、そりゃそうだ。
ハウス・ミュージックは80年代半ばから普通に僕らがラジオで聴いていたヒットソングの中からも聴こえて来ていた。(またそんなのも書けたらとは思う)
けど意識して「ハウスってなんだ??あっ! これだこれだそうだそうだ!!」みたいなときにドーンといたのがフランキー・ナックルズだった。
彼が逝ってもう6年になる。こんな言い方書き方は面識ない人に言うものではないと思ってるが、あえて師であったと思う。英語ならMasterかな、オーネット・コールマンがWisdomと表されるような感じ。
結果的に晩年と呼ばれる時期の主な活動となったErik Kupperと組んだDirector’s Cut. 2011年の春に盟友ジェイミー・プリンシプルをフィーチャーして12インチでリリースされた”I’ll Take You There”. 「連れて行ってあげるよ」彼らが連れて行ってくれて見せてくれたものに魅せられ続けて何とか生きていっていけてる。
オリジナルの素晴らしさは言うまでもないが、イントロから多幸感に包まれるdimitri from parisのre-editが今はもうなんともたまらない。

A1:I’ll Take You There (director’s cut classic signature mix)
B1:I’ll Take You There (the shapershifters remix)
B2:I’l Take You There (dimitri from paris re-edit)

カテゴリー: DMR(Dance Music Review) | コメントをどうぞ