This Is Stranger Than Love

次回放送予定(5月19日)のAltavista Show Radioでも後半取り上げて、来週は特集しようかと考えているMark Stewart

The Pop Groupのヴォーカリストとしての方が知られている、その割にはソロ活動での評判は少なく、いつでも、”あのポップ・グループの・・・・”というマーク。

僕はソロになってから聴き出したこともあってか、ポップグループよりソロの方がより好き(ポップグループは、それはそれで凄いとは思ってはいるが) 黙作な音楽家なのと、僕自身がもう音楽雑誌買うこともなくなったこともあり、間に何枚か聴き損ってはいるが、2012年に出た「The Politics Of Envy」と、それに対するダブリワークアルバム「Exorcism Of Envy」を聴いて、Primal ScreamやKenneth Bagerらとの共演もあったりしてまたまた再熱。

今回のラジオでは、その辺りをほんの少し取り上げた。次回はもう少し掘り下げて紹介予定。で、僕が初めてちゃんと意識して聴いたのは1987年のアルバム、セルフタイトル「Mark Stewart」。坂本龍一とデヴィッド・シルヴィアンの「禁じられた色彩」(戦場のメリークリスマスのテーマ)のカヴァーがあるなど、マークの中でも比較的、多くの人たちに聴き易いかもしれないこのアルバム。中でも「This Is Stranger Than Love」が好きで、また思い出して数年ぶりに聴き直している日々。エリック・サティの「ジムノぺディ」のピアノサンプリング(高校生当時は知らなかった)に乗せて歌われる刹なで切ないメロディーは、すぐ後のブリストル~グラウンドビートのようでもある。

呟くように歌われる、”This Is Stranger Than Love,This Is The Somewhere Over The Borderline」”というリリックがたまらない。

個人的な想いなら翌1998年に出たNick Cave & The Bad Seedsの「Tender Prey」に入っている「Slowly Goes The Night」(この曲にも多大な想いがあり、それだけに今だに胸の奥底がギュっとなる)は、ニックから、この曲へのある種のアンサーソングではないかと思っている。

この曲は12インチのジャケットデザイン含めて、大事にしているレコードであり、多分一生聴き続ける曲のひとつ。

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