10月22日 台風~ライヴ~避難

10月14日辺りから続いた秋の長雨から更に発生した台風21号(LANという名前とのこと)が和歌山から関西上陸という週末。
封じてきたつもりの箇所から雨漏りも…な日曜日22日。
また時期の悪いことに解散による第48回衆議院議員総選挙の投票日。諸々鑑みて先週末には期日前投票は済ませてあった。

大和川の水位と雨漏りの心配もしながら日中過ごし、夜は復活したバナナホールでライヴ鑑賞。
Sugami 7作目のアルバム「夢の国」のレコ発で、彼女のバンドLagoon勢ぞろい。コーラスも入れると総勢11名のステージ。
前作のレコ発は仕事多忙で逃したけど、「Mama」の時だから2005年、南堀江のKnaveで観て以来ほとんど観てきた。

復活後初めてのバナナホール。台風で雨風強くて外観をしっかり確認してないが、どうやら新築の様子。
一階エントランスでモギリを済ますし見渡すと先ずロッカーが並んでる。ステージのある階下へ降りると踊り場から見えるは喫煙所とロッカーかな。
降りてみると左手にドリンクとフードのバー、右手にステージ。
色々オプションあるんだろうが、この日は椅子とテーブルが並んでいる。ざっと見渡して着席で120~130席くらい。
客席からステージまでに余計な柱がないのは有り難い。
場内BGMは80′Sのヒット曲、たぶん、いや考えるまでもなく演者側の選曲ではないな。
どの曲も聴き過ぎる聴いてきたのばかりなんだが、嫌いな訳ではないが少し気恥ずかしい….自分ではどんな場でも選曲しないだろなと思いつつ開演を待つ。
ほぼ席も埋まった18時40分くらいにライヴスタート。ラグーンで観るのは5年ぶりくらいかもしない。

新譜「夢の国」からの曲、ライヴ聴くのはまた違う。
ライヴもほぼ新譜からで、僕が覚えてる限り新譜以外からは2曲だけかな。
この感じがいい、レコ発にふさわしい、それでも客席の各々がそれぞれが聴きたい曲があるんだろな、そんなのも積み重ねやなとしみじみ。

兎に角、音がいい! 新しいバナナホールは初めてなんで聴き比べないと分からない部分もあるが、これはPAオペレーターの北畑氏の力が大きいんだろな。
各メンバー、各楽器の個性を知った上で初めての会場でも最大限以上を引き出してる。
耳が喜びに満ちてて、ほとんど目を瞑って浸っていた。で、やはり松江さんのギターが好き。特にエレキでの鳴りが琴線に触れる。
旧のバナナホールは2005年に大阪で初めてNICHEとしてライヴを開催させてもらった場所(友川かずき「当時の表記」)だし、そのライヴ音源がCDとして世に出たし、ライナーも書かさせてもらったこともあり復活に対して色々なことを考えてしまった。

終演後、台風も心配ではあるが、久々の揚子江ラーメンに入りテレビの選挙速報など眺めながら暖かいスープで人心地。

この日は電車が動いていないことを考慮して車で来てた。
40分ほどで駐車場到着、合羽着込んで自宅へと戻る途中に携帯から「避難勧告」のアラーム。
ずっと気になってた大和川の水位が「はん濫注意水位」を超えた様子で、ほどなく母から「早く逃げないと、どうしよ…」との着信。
帰宅して最低限のパッキングをしてから、慌てている母のわかごろう(猫)の様子を見に行く。
情報を取り寄せるからと落ち着かせながら、ウェブの水位カメラの様子を見に戻るも、集中して閲覧されているからかどうにも重たくなかなか開かない。
「丈夫な作り建物の3階以上か所定の避難所へ」というので近くの中学校に様子を見に行くも灯りがついていない。避難するにしても何処がいいだろか? 

周囲を見渡すも近所中、様子を覗う窓辺の人影が見えるものの、表に出ている人も、避難しようとしている人も居ない。時折、南海電車の駅の方から家路へ急ぐ人がちらほら。そうかまだ南海は動いているんだな。

そうこうするうちにサイレンが鳴り響いた。
ということは決壊するまで後、5mくらいという計画高水位を超したのか…様子の違うことを察してか動き回るわすごろうをキャリーに入れ(病院行くときそうだが、キャリーに入るの嫌がらないのはほんとに助かる)、母のパッキングした荷物とキャリーを抱えて、避難所より安心出来るだろうとパートナーの住む5階の住居へ向かうことに。母の歩みとキャリーからの鳴き声に、何もなければ5分も掛からないのがもどかしいくらいの道のり。こんな時怖いのは強風による横転などの二次被害。
注意を促しつつ、ようやく辿り着くと、大変有り難いことに、わかごの臨時トイレまで作って待っててくれた。

少し落ち着いたので母が岸和田の兄家族に電話。僕も友人たちの確認。東京の友人たちからの安否の声も届き様子を見る。
環境変化にそわそわとしてた、わかごも落ち着いてきた3時過ぎ、取り敢えず消灯し母を寝かす。
明け方まで、まなんじりともしないまま過ごすも雨音も風も過ぎて行くような…と感じつつ明朝。

どうやら決壊は免れたらしい…晴れ間さえ見える。

こうして被害を受けずに済んだ自宅の鍵を開けてやり会社も開ける。
大和川の水位も下がってる。

教訓と共に訓練だと思えばよい経験だと。

改めて大和川が天井川であることと先人の苦難を。大和川を舞台に小説でも作ってみるのもどうかなと感じた。飯島和一氏なら上手く物語ってくれそうな。http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2015072600070/?doc_id=3528

どうやら今回の台風21号は、海外の一部で「Super Typhoon LAN」と呼称されていたらしい。

※)写真はウェブからの借り物です。

カテゴリー: BLOG   パーマリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

Spam Protection by WP-SpamFree