Tomi Lebrero 大阪 ライヴ記2017


大洋レコードの伊藤さんから「今年もあの男が来ますよ」と連絡を受けたのが今年の春くらいだったかな。
くるりの京都音楽博覧会に2年ぶり三度目に呼んでくれたおかげで、今回も大阪でライヴを組めることに。

トミのライヴを初めて観たのが初来日の2010年12月10日(金)、名古屋のカフェ・ドゥフィで彼と初めて話したのもその場。
その後、年末年始を大阪で過ごし正月には身内だけでささやかなライヴも。

2011年11月に再来日。初めて(ちゃんとしたモギリの)ライヴ。この時、トミのたってのリクエストでオオルタイチくんとウタモさんがゲスト参加。
2014年三度目の来日、初めて音博に出演。この年は関西でのライヴはなし。
2015年四度目。今回も音博で、くるりのメンバーとしての参加。久々の京都はアバンギルドでゆうき(タイチ+ウタモ)と三者でのライヴ。大阪で2度目のライヴも。

で、今年五度目の来日を無事に大阪でも開催出来た。初来日でのささやかなライヴ入れたら四回目のライヴ。

ツアーは28日の姫路から29日の須磨へ。
前回は須磨のライヴを観てから一緒に大阪に移動したけど、今回先約あって須磨に行けず、何やかんやで深夜に地元で合流してこの日は音楽聴いたり話したりで結局4時前まで。
翌30日はオフ、幸い土曜日で仕事も少なく夕方から新世界へ。
夜は大阪では毎回行くお店で歓迎会、思えばここに行くのも五度目だ。
うちに戻るも、この夜も3時近くまで。

10月1日日曜日、いよいよ本番。
会場がある阿波座周辺はビジネス街の為、休日昼間に空いてる飲食店はほぼない。
なので今回は駒川商店街で食料買い出しの上、15時に会場入り。
実は前日より奥のホワイトキューブでは期間限定で服飾店が開いており、この日は了承を得て住み分けることに。

今回規模の小さな会場では全てマイク等含め増幅なし(カオスパッド使用の一曲のみ小さなアンプ使用)、それはここシェ・ドゥーヴルでは前回同様。
前回は奥から歌いながら登場だったが、今年は表からギター弾きながら入場。
今回、パートナーのラウラも参加で彼女がベルやコーラス、ダンス等で参加というのもあるのか、ライヴはバンドネオン演奏が多めかな、今まで観たライヴとはまた違った印象受けた。一回りして原点に戻ろうとしている、その中で自分自身の音楽を模索し表現しようとしている、そんな感じ。

一週間前に観た音博でのライヴ同様、くるりのカヴァー「Bremen」(スペイン語で)も挟みつつ進行、で、彼の口から日本語の歌詞が! 「マッチ売りの少女」(ちあきなおみの歌/友川カズキ作詞作曲)やん。
実はと観は9月頭から来日していて音博までは東京に居た、そんな滞在時に友川カズキのライヴにも参加し上記の曲を演ったのは伝え聞いてはいた。
この曲、三年前東京でトミや仲間たちと音楽聴いて酒飲んで遊んでいるとき、Youtubeで聴かせてから気に入り、ブエノスに帰ってからもずっと練習し続けいてたのは知っていたし、二年前の来日時にも、うちに滞在時、練習していたのも見ていただけに、人前で演奏するまでにモノにしているのに感心。
ちあきさんでも友川さんでもないトミの日本語による独特なもんになってた。
更に(こちらは個人的ではあるが)驚いたのが、聴いたことのあるバンドネオンの調べから、はっ!とさせられた「Quasimodo Tango」のカヴァー。
フランスのGhedalia Tazartesのデヴュー作(1977)に入ってる曲。
少し個人的なことばかり書いたけど、今回もステージ部だけでなく、テーブルの上、客席にかき分けて入るなど、シェ・ドゥーヴルという会場との相性の良さもバッチリ。ただライヴを観たいと車で駆けつけてくれたタイチくんとウタモさん。客席で堪能してくれてたんだが、アンコール時で演奏した「Los Caminos」では、自然にふわりと、ほんとにごく自然な感じでうながして参加したウタモさんのハーモニーが美しくて、前回京都でリハーサル積んだ中でのステージも美しかったけど、両者にとって自然とあうなってしまうんだなぁと聴き惚れてしまった。

幸い雨も降らず、今回は大テーブルを表に出したせいもあり、暑くもなく寒くもない中 、皆がグラス片手に表で談笑な終演後。

という訳で5度目の大阪の話。

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