Ballad Of Mott…R.I.P. Buffin

なんだかブログが訃報ばかりになってて、なるだけ書かないように、とは思ってたが…

Mott The Hoopleのドラマー、Dale Griffin(Buffinという愛称で知られる)が1月17日に息を引き取った。2009年の40周年記念再集結ライヴのときも、既に調子悪くて、予定されていたライヴにもほとんど出れず(確かアンコールだけとも)。58歳から発症したアルツハイマーとの闘病から9年、67歳で睡眠中に安らかに逝った。

モットのことは以前も何度か書いたし繰り返さないが、音楽を聴き始めた10代後半から後追いではあるけど、ほんとに良く聴いてきた。デヴィッド・ボウイもそうだけど、本当に大きな存在だった、僕の中では。
「他者と違っていてもいい、君は一人じゃない、君はそのまで美しいんだ」というボウイのテーゼは世界中のの「一人ぼっち」を救済した。これにはスケール的にも適いはしないが、「ロックンロールは敗者のゲーム、でも、どうして消すことが出来ようか…ぼくのこの心の中から…」という輝き続けることが出来ない者、退場していく者たちへの賛歌で、これの方によりロックンロールのロマンティシズムを感じてきた。こじつけめいた例えだけど、Kissというバンドの影のようにひっそり咲いたTwisted Sisterが出世作である「Stay Hungly」に収録されている”The Price”の中で歌ったのも、「敗者」に対する眼差しがある。

恐らく、ボウイのようには語られることもないだろうし、急に過去のカタログが注目を集めることもないだろう。
でも、ずっとずっと聴き続け、何かにつけ話題に出していきたい。

やはりこの曲。”Ballad Of The Mott The Hoople(March 26th 1972 Zurich)”
「Buffin lost his child-like dreams,Mick lost his guiatr and Vender grew a line or two,and Overend’s just a rock n roll star.」からの、くだりはいつ聴いても泣けてくるよ。

続いてはイアン・ハンターが脱退してナイジェル・ベンジャミンが参加し、バンド名も、Mottとした2枚目「Shouting and Pointing」から”Storm”

続いてナイジェルも脱退しジョン・フィドラ―がヴァーカルで、バンド名もBritish Lionsと変えた1978年の同名タイトルアルバムから貴重なライヴ映像。”Booster”

ついでにオベェレントと共にプロデュースしたHanoi Rocksの出世作「Back To Mystery City」からタイトル曲。

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