Bowie Covers

活動期間も長いし、とてもとても多方面に影響を与えた人なのでカヴァーされているのも多数。

そんな中で、ほんとに独断と偏見を元に、僕が好きなカヴァーを何曲か。昨夜twitterにも幾つか上げたけど、やはり一番好きなのはフルシアンテに変わりなし。

○Modern Love / John Fruciante
これは初めて聴いたのも、観た動画もオフィシャルとは言い難いもので、キチンとした録音物として流通していない(はず)。
なのでイレギュラーになるけど、このヴァージョンを初めて聴いた衝撃は未だに引きずってるであえて。

○Modern Love / Geva Alon
これまた「モダン・ラヴ」。初めて知ったときの曲なので、致し方なし。このヴァージョンもフルシアンテと同じ弾き語りなんだが、やはり歌心が上かな。先にこちらを聴いていたら、これが一番かもしれない。
ゲヴァ・アロンはThe Flyng Babysというバンドに居た、イスラエルのSSWで、これは2007年の2枚目のソロアルバム『The Wall Of Sound』に収録。

○Quicksand(wagon repeie) / Dinasou Jr
初めて聴いて思い入れあるのが「モダン・ラヴ」なら、最も好きな曲が”Quicksand”。バンドが最も勢いのあっだ時期に出した6曲無入りミニアルバム『The Wagon』から。イントロに同じアルバム『Hunky Dory』収録の”Andy Worhal”のギターフレーズから本編につながるアレンジで歌詞も変えて歌ってる。
このライナーノーツによると、ボウイがダイナソーJrを気に行って、プロデュースを申し出たところ「プロデュースが必要なのはあんたの方さ。俺たちしてやろうか」と答えたという。真偽のほどは判らないと断ってはいるが、Tin Machine始動前だとすると、実にありそうで興味深い。The Pixiesもお気に入りだったし。

○Under Pressure / Xiu Xiu feat.Michael Gira
サンフランシスコを拠点に活動するJamie Stuwartを中心としたXiu Xiuの2008年6枚目のアルバム収録。Swansのマイケル・ジラをボウイ役で呼んでのデュエット。ジェイミーはフレディーマーキュリー。曲者二人が関わっているのに、なんともストレートなカヴァーに却って愛を感じる。余談だけどXiu XiuがErasureの”Always”をカヴァーしたのもたまらなくいい。

○Ashes To Ashes / Tears For Fears
これまたド直球。ある意味コピーを目指したかのよう。
この手のカヴァーは、あまり好まないんだけど、これはもう抵抗出来ない何かを感じて、繰り返し聴いてしまう。
これは1992年にNMEの出したオムニバスCDからで。UKナンバー1になった曲を色んなミュージシャンがカヴァーするという3枚組より。

○Ziggy Stardust / Bauhaus
これまたヒネリのない。んだけど、これも自身が淡い時代に聴いて馴染んだだけに思いはある。1982年のシングルからでB面はBrian Enoの”Third Uncle”。ベスト盤などのCDで簡単に聴ける一曲。

○Let’s Dance / M.Ward
ジャズピアノなイントロから始まる、オリジナルとは景色が違ってみえるが、かえって本質を浮き出しにしてるかのような。アメリカはポートランドのSSW。アメリカーナというかゴシックというか。2003年の『Transfiguration of Vincent』収録。

○Diamond Dogs / Beck
2001年の映画『ムーラン・ルージュ』のサウンドトラックより。
ペックのボウイ好きは知られてるし、やっとのカヴァーかで、この曲。換骨奪胎の好例。工夫しながらも駄目にならず薬籠中の物に。

○Absolute Beginners / Carla Buruni
○Boys Keep Swinging / Duran Duran
2010年、7インチスプリットシングルより。イタリアのモデル兼SSW、フランス前大統領サルコジ夫人としても知られるカーラ・ブルー二による映画『アブソル―ト・ビギナーズ』挿入曲のカヴァーと、『Lodger』収録曲のデュラン・デュランによるカヴァー。
いきさつは知らないけど、なかなかいい組み合わせのシングル。今は入手困難で、CD化されてないのかな。ちょっと未調査だけど、聴き逃せない。

番外編。
○Under Pressure
カヴァーではないが・・1995年の『Outside』からのシングルカット、”Hello Spaceboy1996年に出たCDシングルに収録のライヴヴァージョン。
このアルバムのツアーから(2003年のReality Tourまで)参加したアメリカのベーシストでありヴォーカリト、Gail Ann Dorsyがフレディーパートを歌う。
実はこの曲ではこれが一番繰り返し聴いてる。

という訳で、いま現在の気分を乗せて綴ってみた。フルシアンテ以外は全て公式の音源を持っている物から選んだ。気になった方し入手し易いものから是非購入して欲しい。
僕は1983年、中学一年の頃に知って以来のリスナーで、当然僕より長く聴いている方々は、それほど星の数だけ居る。
何かを書いたり語ったりは僭越かと思いつつも、70年代初期に夢中になった人たちがベルリン時代に、んっ?ち思ったかもしれず、そんなベルリン時代に、これだっ!と思った人たちがEMIに移った80年代のスーパーヒットした時代に馴染めなかったり、そしてその後90年代以降、まだやってるんだ、とばかりに離れて行った人たちも居たりする中(あくまである仮定のストーリー)、神格化せずに聴けた、しかもまだ1983年から聴き始めることが出来たことは、ある意味幸せに様々な時代を楽しんで聴けたのではないかと想像してみたりはする。

もし、こんなブログを読んだ人の中で、いや!こんないいカヴァーあるよとうのがあれば是非教えてもらいたい。

この時代にまだ生きて感受出来ることを幸せに思う。

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