届いたレコード Vol.1

今年は音楽ともっと向き合うべく、買ったレコードも小まめに記録。

先ずはあちこちで在庫切れで、関西でもあまりライヴしないため会場でも買えなかった一枚を新宿のユニオンから通販で入手。
Akira Sakata & Jim O’Rourke with Chikaramorachi & Merzbow / すっ飛び篭(2015)
坂田明(alr sax,voclal)、ジム・オルーク(guitar,harmonica,electonics)、ちからもちは、Chris Corsano(drums)とDarin Gray(double bass,percyssion)にメルツバウ(noise electonics)という凄まじいメンバーによるレコード2枚組LP。昨年10月24日、25日と二日間、赤坂の草月ホールで開催されたジム・オルークの『two sides to every story』にも出演した面々。それ以外でも何度も共演してきているし、このメンバーでのライヴも幾度か。坂田明 & ジム・オルーク with ちからもち名義でも2011年以来2枚目。
今作もたまらない作品。

続いてArt Into Lifeで購入、ここでしか今のところレコメンドしていない一枚。Konstrukt & Joe McPhee / If You Have Time(2015)
両者による共演盤『Babylon』以来二年連続でのリリース。
Evan Parkerや.Peter Brötzmann、Marshall Allen、William Parkerに坂田明とも共演盤を出しているコンストラクトトルコはイスタンブールのインプロ、ジャズ界隈でもメキメキ頭角を現しているカルテット。今作もとても良くて、ジョー・マクフィーともがっぷり四つで、以前からのメンバーかのように息の合った演奏、AB面合わせても40分くらいとコンパクト。今後もコンストラクトからは目が離せない。しかしジョー・マクフィーも75歳過ぎて元気やわ。

三枚目は昨日、自身の誕生日に合わせてのリリース、無事に8日中に届いたDavid Bowie / Blackstar(LP 2016)。
先行でリリースされていた10インチ、”"Sue (Or in a Season of Crime)”を聴いてずっと待ち続けた最新作。カウントの仕方にもよるけどTin Machineやカヴァー集なども含めてライヴ盤以外では2013年の『The Next Day』以来28作目。(間違ってたらごめんなさい)
プロデュースは前作に続いて盟友のTony Visconti。ストリングスのアレンジも。
他のメンバはフルート、サックスでDonny McCasiln、ギターでBen Monder、ピアノ、オルガン、キーボードでJason Lindnel、ドラムでMark Guiliana、ベースがTin Jefebve。前述の先行シングル”Su”で、LCD SoundsystemのJames Murphyがパーカッションで。
ジェイムスは前作から12インチで出た”Love Is Lost”で愛に溢れたリミックスをしていた延長での縁でしょう。ジェイムス以外は現在ニューヨークで活動するジャズミュージシャン。昨年来日したのに残念ながら行けなかった(折角大阪でもライヴがあったのに・・)、イスラエル出身のジャズベーシスト、現在最注目の一人、Avishai Cohenとも活動していたり、Brad Mehldauのバンドや、こちらも昨年来日したGretchen Parlatoの録音にも(ほとんどはKendrick Scottだけど)、こちらも現行のジャズを聴く上で外せないマーク・ジュリアナを起用するなど、ほんと枯れてない。一時ドラムンベースに接近したりと、時代の方に沿おうとした時期もあるけど、やっぱりボウイはボウイ。カメレオンマンであり、自身の作る音楽が「デヴィッド・ボウイ」というジャンルたるを69歳にして更に前進させている。涙が出るくらい素晴らしい作品。

カテゴリー: BLOG   パーマリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

Spam Protection by WP-SpamFree