風呂敷を広げては畳めるのかな? な、作家、冬目景の「イエスタディをうたって」、ようやく完結。
連載開始が1998年の暮れなので約18年間。
冬目景の作品は結構好きで、何冊か読んでた、連載誌より単行本派ということもあるが、この作品も、当時仕事はしていたが、学生時代からになんとなくだらだらと続けていたバイトの帰りだったと思う。いまはないコンビニで一巻を手に取って買って帰ったことが切っ掛け。
この当時付き合っていた彼女とは結婚も考えていたが、何やかんやで破局し、気持ちも覚束無い時期と前後している。(現実の)時間は過ぎるのに、物語はなかなか進まない、そんな流れにイライラしながらも、どこか、じっくり付き合おうという気持ちもありつつ、気付けば18年以上過ぎて、自分自身の環境の変化もありつつで、この春にようやく完結。
9月に最終11巻が出ていたのも最近知り、ようやく入手して読了したのが昨夜。
賛否色々あるのは判る。だけど、現在の読後感は、ああ、これで良かったんだという思い。終わるならこれしかないと、いまは思う。
しびれを切らしながら読み続けた18年間ではあるが、お疲れさまでした。