今年のGWは珍しく2日も休めた(いや休んだ、か) 毎年一日は祝春一番を観に行きたいのもあるが、この数年、アメ村のライヴハウス火影のイベント「汁ソニック」に友川カズキが呼ばれることが続いてるので休みはそのライヴの為。
春一は、ここしばらくは坂田明を観たいが為になってる。毎年メンバーを少しずつ変えて、それも楽しみの一つで今年は高岡大祐、ジムオルーク、山本達久、坂口光史。ライヴは最高だったんだが、気になったのは、あちこちで写真とる馬鹿たれ。今年は入場前から「写真、映像の撮影の禁止」を呼びかけていたし、ステージ前では、そんな人たちはスタッフに注意されていたけど、SNS等では写真アップされまくりで、それが参加ミュージシャンが投稿してる場合もあったりで、もうなんだかなぁ。何がそんなに撮りたい、出したいの??? 人それぞれ、感性、文化の違い、色々言葉は浮かぶ。 友人ミュージシャンの言葉を借りるなら「あなたは知らない人からいきなり写真撮られて平気ですか? 」ほんまにその通りだし、客として、そんな場に居るのも不快。「撮ってあげて、ネット上にあげるのは宣伝になるから」などとのたまう人も居るが、「そんなことで集客になるくらいなら苦労しない」というのも真理。
仕事柄、現場で写した写真をすぐに送信出来る、モバイルの写真機能は便利だと活用させてもらってはいるが、ライヴや食事の場に持ち込みたくはない。僕はそんな人たちと心から音楽を聴き、ライヴを観る、食事や呑みの場も、一緒に居たいとは到底思わない。
昨年末から実際の知人~こちらが一方的に知っている人を含めて、比較的若い(40代、50代)年代の人たちの訃報を耳にすると、以前も書いたが、このGWにも、そんな話を聞いた。その方は、まぁ色々エキセントリックであったりで一緒に居るとしばし不快な場合もあったり、人によって受けるものは違ったんだろうが特徴的な人ではあった。そんな話題の中で印象に残ったのは、「俺はね、死んだからといって、いい人だったとか言ってやらない。ずっとこうして酒のアテにして喋ってやるのさ」 こうして聞けば悪口のようにも聞こえるが、僕には優しさに受け止めた。こんな話も受け方は人それぞれなんだと思う。こうして文章にしたところで伝わるものでもないのも承知。ましてや言霊と怨霊信仰が根っこにある、この島国の末裔たる我々多くは、死んだ人に唾かけないのを基本ルールとしてもっているので尚更だろう。 これだから関西人は! ってな話もあったりで、色々考えることの多い先週だった。