12月11日(日)、味園ビル2階のバー、ヨコワケテリーでのDJ、友人のタクミ君の企画。クラブが弾圧され続ける大阪において祝祭感を!!という、お題をもらい2時間の予定なのに、おおよそ8時間分くらいの枚数、ごっそりLP、EPそしてCDを鞄に詰め込み、必要な機材を抱えて出発。
定刻16時過ぎに最初のお客さんが来た時点でちょうど試験でかけていたCD、映画『ジプシ―のとき』のサントラから「Tango」でスタート。そのまま「Talijanska」。クストリッツァで続けて『アンダーグラウンド』から「Mesecina」へと。Manu Chaoのライヴ盤から「Bienvenida A Tijuana」、トルコのSeldaで「Ince Ince」、トルコで続けて、Okay Temizの「Dokuz Sekiz」から、サラーム海上さんモロッコ買付のベルベル7インチシリーズからRais Hemad Ou Temeragheteで「Chelida Chelida」。南イタリアからCesare Dell’AnnaのGirodibandaで「Neelie」、エチオピアに移り、Selemeで「Tesfay Taye」からPrince Busterの「Islam」。UKはブリストルのMoonflowersで「Skake It Together」と「Revolution」。アイルランドに移動してKilaの「Feach」。マイク忘れたので後ろまで聞きとり難かったとは思うが一曲ずつ説明しながら展開に「地球儀が欲しいなぁ」との声が漏れる店内。
Gary Lucasの「Yigdal」でジューイッシュに行き、Terry Hall & Muthtaqの「Glow」からベルギーとモロッコ、Think Of One Marakeche Emballages Ebsembleで「Sidi Moussa」。アメリカからAkron/Familyで「Ed Is Portal」、ドイツのバンドでヴォーカルがカメルーンという組み合わせ、The Embassadors feat.Michel Ongaruで「Nia Njia」。この辺りからジャズ色が強くなっていき、Archie Sheppで「Spoo Pee Doo」、ヴォーカルはLeon Thomasで、Leon Thomasのベルリンでのライヴ盤から「Straight No Chaser」はモンクの歌ありカヴァー。William Parker The Olmec Groupで「Elpuenteseco」から、Abdul Rahim Ibrahim(aka Doug Carn)で「Tropic Sons」、Pharoah Sandersで「Love Wil Find A Way」、Ornette Colemanで「Friend And Neighbors」のヴォーカルヴァージョンで。The Sun Ra Arkestraで「Space Is The Place」は一番好きな84年のライヴヴァージョンで。そのままイタリアのピアニスト、Giorgio Gasliniのアイラーカヴァーピアノソロから「Omega Is The Alpha-Bells」そしてピアノで続いて菊地雅章と渋谷毅のピアノデュオ『Tandem』から「Caravan」。この2曲はお客さんから前もって「ピアノソロでジャンル問わずお薦めをお願い」に応えたたもの。palys Compostelaの「月下の一群」から、Eric Galeで「In The Rain」からFrank Zappaで「Stairway To Heaven」。そのまま終盤、Stones Throwのクリスマスソングオムニバス『Baddsanta』からこぼれた7インチ、世界で最も悪意のあるクリスマスソングのひとつ、Vector Fieldsの「Silent Night」。ラストはTom Waitsの最新作から「New Year’s Eve」で蛍の光と共に終了。
抜けてる曲もあるとは思うけど思い出しながらのプレイリスト。
終わってからは、残った人たちと黒門市場でうどんすき。大荷物を抱えていった甲斐のあった、こんなDJなら月一はやりたいなと帰宅後すぐに就寝。
ああ楽しかった。
